約3年間、私は楽天ひかりを利用してきましたが、月額利用料金が手頃でサービス内容もシンプルな@スマート光に乗り換えることにしました。
当初、楽天ひかりを選んだのは、楽天モバイルと同時契約すると1年間の光回線使用料が無料になるお得なキャンペーンがあったからです。しかし、楽天ひかりの月額料金が高く、通信費の節約を模索していました。
そんな中、月額利用料金がリーズナブルな@スマート光を見つけ、乗り換えを決断しました。
今回は、なぜ@スマート光に乗り換えることを選んだのか、そして乗り換えの経験について記録していきます。皆さんの参考になれば嬉しいです。
楽天ひかりから@スマート光に乗り換えた理由
月額利用料金が安い
楽天ひかりとスマートひかりの事業者変更をした場合の各種料金を比べてみましょう。
月額料金は、@スマート光は楽天ひかりより、550円安いです。一年あたり6,600円お得です。
初期費は、@スマート光は無料なのに対して、楽天ひかりは1,980円かかります。
工事費は、@スマート光はシンプルに無料なのに対し、派遣工事の有無や回線種類/端末変更の有無によっては費用が発生します。
@スマート光 | 楽天ひかり | |
月額料金 | 通常プラン マンション 3,630円(税込) ホーム 4,730円(税込) | マンションプラン(集合住宅) 4180円(税込) ファミリープラン(戸建) 5280円(税込) |
初期費 | 事務手数料:無料(0円) | 初期登録費:1,980円(税込) |
工事費 | 無料(0円) | 工事なし 回線種類/端末変更なし:0円 派遣工事なし 回線種類/端末変更なし:3,300円(税込) 派遣工事あり 回線種類/端末変更あり:11,660円(税込) |
サービス内容がシンプル
@スマート光は、楽天ひかりと同様に光回線とプロバイダーがひとつになったインターネットサービスです。
楽天ひかりと同様に「v6プラス」も無料で利用できます。
月額利用料やオプションサービス(ひかり電話、スマートテレビなど)の利用料以外かかりません。
- 初期費用:無料
- 開通工事費:無料
- 最低利用期間:なし
- 解約金:0円
最低利用期間がなく、解約金も0円なのが素晴らしいです。
シンプルライフを心がけている私にとって、ピッタリのサービスです。
格安SIMを使っている
スマホは格安SIM(日本通信)を使っているため、大手携帯キャリアで提供しているスマホと光回線のセット割引が使えないため、月額料金がもっともお得な@スマート光にしました。
GMOとくとく光などキャッシュバックがもらえるものもありますが、キャッシュバックをもらうのに申請が必要だったり、オプション追加が必要だったり、いろいろな条件を理解するのに手間がかかるような複雑なサービスは利用しないようにしています。
キャッシュバックをもらうために時間や脳のリソースを使うのは無駄です。
楽天ひかりの無料解約申請期間内であるため、解約手数料がかからない
楽天ひかりの場合、無料解約申請期間内に解約申請、または事業者変更承諾番号の発行を行い、無料解約申請期間初月から5カ月以内に回線撤去もしくは他社光コラボに事業者変更が完了した場合に限り契約解除手数料は発生しません。
私の場合、無料解約申請期間は、2024年2月~2024年4月の3カ月間であっため、2024年2月1日に事業者変更承諾番号の発行申請を行いました。
無料解約申請期間は、楽天ブロードバンド メンバーズステーションにログインして、会員メニューの「楽天ひかり 契約期間確認」から確認することができます。
もっと早く乗り換えしたかったのですが、解約手数料が発生しない無料解約申請期間の2024年2月になるまで待ちました。
楽天ひかりから@スマート光に乗り換えるまでの流れ
2024年2月1日に申請を行いました。
事業者変更を行う場合、事業者変更承諾番号を申請する必要があります。
楽天ひかりから@スマート光への乗り換えになるため、楽天ひかりの事業者変更承諾番号 申請フォームから申請します。
次の日の2月2日に事業者変更承諾番号のお知らせがメールで届きました。
2024年2月2日に申込を行いました。
スマート光のWEB申込フォームから申し込みを行います。
申込の際に必要な情報
- 事業者変更承諾番号
- お客様ID(CAFまたはCOPから始まる番号)
お客様IDは、楽天ひかりの開通時に送付されてきた「ご契約内容のお知らせ」に記載されています。
WEB申込フォームに入力が必要項目は以下になります。
- お申し込み区分 新規/転用/事業者変更
楽天ひかりからの乗り換えになるため、事業者変更を選択 - 事業者変更承諾番号
- お客様ID(CAFまたはCOPから始まる番号)
- ご利用エリアの選択 東日本エリア/西日本エリア
- 回線タイプの選択 ホーム/マンション
- 回線プランの選択 通常プラン/格安プラン
格安プランは、光回線の初期費用(22,000円)を支払うことで、月額料金が330円安くなるプランです。
長期(5年以上)で利用する場合は、格安プランの方がお得になります。
5年以内に@スマート光よりよいサービスがでるかもしれないので、私は通常プランにしました。 - ご利用希望のオプションの選択
ひかり電話(有料)、テレビ(有料)、無線LANルーターレンタル(有料)、v6プラス(無料)
私はv6プラスのみを選択しました。 - ご契約区分 個人/法人
- ご利用場所
郵便番号、住所、建物名・部屋番号 - ご希望の工事日
平日の最短を希望する/土日祝日の最短を希望する/工事日を選択する
「工事日を選択する」を選択した場合、工事希望日は第一~第三希望まで入力する必要があります。
楽天ひかりの月額利用料は月途中で解約しても、日割りにならないため、月末の2024年2月29日の午前を第一希望としました。 - お客様情報
契約者名/ご契約者の住所/電話番号/連絡希望時間帯/メールアドレス/お支払い方法
お支払い方法はクレジットカードのみとなります。
申込を行うと登録したメールアドレスに「【@スマート】申込受付のお知らせ」という件名のメールが届きます。
そのメールには、会員情報(会員ID、パスワード、マイページURL)およびWEB申込フォームに入力した内容が記載されていました。
@スマート光の申し込みをした翌日、2024年2月3日に電話がかかってきました。
住所や名前の確認、現在の事業者の確認、そして希望する工事日や月額利用料金に関する案内がありました。
工事は、最短で2月13日に可能、それ以降でも都合の良い日を選べるとのことでした。
@スマート光は月途中からの開始の場合、月額料金の日割り計算を行いますが、親切にも、現在の事業者が日割り計算をしてくれない場合は月末がおすすめだとも教えてくれました。
私は事前に楽天ひかりが日割り計算を行わないことを調べていたため、即座に2月29日に工事の予約を確定しました。工事の開通案内は、工事日の1週間前までに登録したメールアドレスに送られるとのことでした。
電話頂いた方は、女性の方でとても丁寧で親切な対応で好感が持てました
開通のご案内のメールが2024年2月19日に来ました。
このメールには以下のような、ご契約・お申し込み内容が記載されています。
- ご登録内容
お客様番号、契約者指名、ご利用住所 - インターネットサービス
お申し込み区分、プラン - オプションサービス
電話サービス、映像サービス、V6プラスなどの有無 - 光回線工事情報
工事予定日、工事区分(派遣/無派遣) - 光回線接続情報
CAF(COP)番号 - プロバイダ接続情報
接続(認証)ユーザ名、接続(認証)パスワード
工事日は第一希望の2/29 9時-12時となっていました。
プロバイダ接続情報は、無線ルータに設定が必要な情報です。本メールは大切に保管しましょう。
工事日(2/29)の午前中は、テレワークでインターネット回線を使用していましたが、回線は切れることなくずっと使用できていました。
無線ルータに@スマートの接続(認証)ユーザ名、接続(認証)パスワードに変更していないのに、接続できていたため、工事が本当に完了したのか@スマートにメールで問い合わせてみました。
光回線工事が完了したのか@スマート光にメールで確認しました。
問い合わせ内容と回答は以下に記します。
- 問い合わせ内容①
無線ルーターの設定変更を実施しなくてもインターネット回線が 利用できているのですが、 光回線工事は2/29に完了済ということでよろしいでしょうか? - 問い合わせ内容①に対する@スマートの回答
本サービスの切替自体は 2024年2月29日 に開通作業は完了しておりました。 ですが、ご希望いただいておりましたV6プラスのステータスを確認したところ、 切替前のプロバイダ事業者様(楽天ひかり)にてV6通信の切断作業が完了されておらず、本サービス側のV6プラスが未開通の状態となっておりました。
前事業者側(楽天ひかり)で停止処理が行われていない場合、 本サービス側のV6プラスは前事業者側(楽天ひかり)の停止処理が完了されるのを待機する状態となります。
現時点で前事業者様側(楽天ひかり)でIPoE(IPv6)サービスの解約処理が行われていない場合、 お手数おかけいたしますが、お客様にて前事業者様(楽天ひかり)へ問い合わせをお願いいたします。
前事業者様側(楽天ひかり)でIPoE(IPv6)サービスの解約処理が完了されましたら、 本サービス側のIPoE(IPv6)サービスの開通処理が自動的に進みます。
@スマートの回答に対して、以下の再問い合わせをしました。
- 問い合わせ内容②
楽天ひかりに連絡しなくても、IPoE(IPv6)サービスの解約処理は、 いずれ行われるのでしょうか? - 問い合わせ内容②に対する@スマートの回答
いずれかのタイミングで楽天側にて切断処理が行われますが、 切断時期については当社側でわかりかねてしまう状況となります。 そのため、切断されるのをお待ちいただく 又はお客様より楽天側へ切断処理を依頼いただく流れとなってまいります。 - 問い合わせ内容③
現在の状態は、まだ楽天ひかりの回線を使用している状態になるのでしょうか? YESの場合、月額利用料はどのようになりますでしょうか? - 問い合わせ内容③に対する@スマートの回答
契約自体は既に【@スマート光】へ切替が完了しており、 楽天側の契約も本サービス開通日である2024年2月29日付で解約処理が行われているかと思われます。 ですが楽天側の状況は当社では判断できかねてしますため、お気になられる際は楽天側へご確認をお願いしております。
楽天ひかりにIPoE(IPv6)サービスの解約処理をしてもらうように電話で依頼しました。
楽天ひかりに電話で以下のように伝えました。
「変更先の事業者から、IPoE(IPv6)サービスの解約処理を楽天ひかり様にお願いするように言われております。
IPoE(IPv6)サービスの解約処理をお願いできますでしょうか?」
楽天ひかりの担当者からは、氏名などの確認の後、
「IPoE(IPv6)サービスの解約処理を受付させていただきます。」
との返答がありました。
サービス解約処理が完了は、登録しているメールアドレスに連絡しますとのことでした。
楽天ひかりにIPoE(IPv6)サービスの解約処理のお願いをした翌日の3月6日は、テレワークをしていましたが、インターネット回線が突然繋がらなくなりました。
楽天ひかりにて、IPoE(IPv6)サービスの解約処理が実施されたのかなと思い、無線ルータの設定変更を行いました。
私は、BUFFALO(バッファロー)のWSR-1166DHPL2という無線LANルータを使っています。
WEBブラウザにて、WSR-1166DHPL2にアクセスし、接続先ユーザ名と接続先パスワードを変更しました。
無事、インターネット回線に接続することができました。
無線LANルータに設定する接続先ユーザ名と接続先パスワードは、【@スマート】開通のご案内のメールに記載されている「接続(認証)ユーザ名」、「接続(認証)パスワード」です。
@スマートひかりに乗り換えての感想
乗り換え作業
工事後に無線ルータの接続先ユーザ名とパスワードを変更すれば、問題なく接続できると思っていましたが、楽天ひかりにIPoE(IPv6)サービスの解約処理の連絡が必要になるのは想定外でした。
楽天ひかりに連絡した時、「IPoE(IPv6)サービスの解約処理が完了したら登録メールアドレスに通知します」と言われましたが、その後の連絡がありませんでした。
インターネット回線が接続が途絶えたため、楽天ひかりから連絡は無いが、IPoE(IPv6)サービスの解約処理が完了したため接続できなくなったのだろう思い、無線LANルーター接続先ユーザ名とパスワードを変更しました。
接続情報を変更して無事接続できました。
想定外のことはありましたが、@スマート光は問い合わせには丁寧に回答してくれますので安心して対応することができました。
通信速度
私の住んでいるマンションの設備環境の都合により、最大100Mbpsの通信速度(※)になりますが、Fast.comで測定したところ、どの時間帯でも概ね85Mbps前後でした。
快適にWeb閲覧、動画閲覧(YouTube)、ビデオ会議などが利用できています。
※光配線方式の場合は最大1Gbps、VDSL方式およびLAN配線方式の場合は最大100Mbps
固定費 月550円(年6,600円)の削減完了
無事切替が完了し、固定費 年6,600円を削減することができました。
また、@スマートは、楽天ひかりと違って、いつ解約しても解約金も0円なので無駄な費用が発生しなくて済みます。
まとめ
楽天ひかりから@スマート光への乗り換えを検討し、実行に移した経験を共有しました。楽天ひかりを利用していたものの、高額な月額料金に不満を感じ、通信費の節約を模索していました。そこで、@スマート光の月額利用料金が手頃であり、サービス内容もシンプルであることに注目し、乗り換えを決意しました。
楽天ひかりから@スマート光への乗り換えを決断した理由は、まず月額料金の安さが挙げられます。@スマート光では楽天ひかりよりも月額料金が550円安く、初期費用や工事費も無料であるため、年間6,600円の節約が見込めます。また、サービス内容もシンプルで、v6プラスのオプションも無料で利用できる点が魅力的でした。
また、私が利用しているのは格安SIMであり、大手携帯キャリアとのセット割引を活用できないため、@スマート光のような料金が安いプロバイダを選択することが合理的でした。
具体的な乗り換え手順としては、まず楽天ひかりから事業者変更承諾番号を取得し、@スマート光に申し込みを行いました。その後、@スマート光からの電話連絡や開通の案内を経て、工事日にインターネット回線が切り替えが行われました。
しかし、予想外の手続きが必要でした。@スマート光に切り替えた後も楽天ひかりのIPoE(IPv6)サービスの解約処理が行われていないため、楽天ひかりに解約処理の依頼を行う必要がありました。
結果的に、@スマート光への乗り換えにより、年間6,600円の通信費の節約に成功しました。また、解約に伴う追加費用も発生せず、コスト面での負担が軽減されました。楽天ひかりからの乗り換えはIPoE(IPv6)サービスの解約処理の連絡というひと手間がかかりますが、通信費の削減という大きなメリットが得られました。